Detch UP!!’s blog

アニソン・カヴァーバンド、Detch UP!!のブログです。ニッポンのアニメとアニメ音楽の魅力を、「演奏してみた」動画と一緒にお届けします。記事に取り上げて欲しい作品、演奏してみて欲しい楽曲のリクエストなどあれば、コメントお願いします。Detch UP!!’sHP http://detchup.jimdo.com/

シティーハンター、誕生の時代背景と、新たなる作品像について

こんにちは。

Detch UP!!です、こんにちは。

 

今日は「シティハンター(1987-1988)」の魅力を、ご紹介します。

 

まずは、ED「Get wild」を1コーラス演奏してみた。

 

記事を読み終わる頃に、だいたい演奏も終わります。BGMにどうぞ。

歌いだしは、

アスファルト、タイヤを切りつけながら、暗闇走りぬける~」 

作詞:小室みつ子/作曲、編曲:小室哲哉/歌:TM NETWORK

 

1980年代のジャンプアニメを支えた「シティーハンター

 

平和な日本の裏世界で、№1の実力を持つ凄腕の請負人(スイーパー)こと、冴羽獠の活躍する物語です。

主人公、冴羽獠の表の顔は、新宿でマンション経営を営む冴羽商事の社長。
でも裏の顔は法律で裁けない凶悪犯罪者や犯罪組織などを相手にする、裏世界の請負人。

愛銃コルトパイソン・357マグナムを片手に、早撃ち0.2秒の射撃センスに、超人的な身体力を合わせ持つ格闘センスと、実にずば抜けた才覚を持っています。

 

が……、

 

夜の繁華街では「もっこり獠ちゃん」の通称で知られている程の、遊び人で名が通っており、無類の女好きでもあります。

そのあまりの女性好きのせいで、「新宿の種馬」に「新宿の一発狼」はては「恐怖のもっこり男」と呼ばれる始末。

とても裏世界で№1の請負人とは思えない三枚目な彼ですが……やる時はやる真剣な二枚目の顔を合わせ持つ、熱い主人公でもあります。

当時では銃などを使う作品の主人公は、「西部警察」や「松田優作」などの影響でストイックな感じがしたものでした。

とくに、ジャンプアニメのハードボイルド系の主人公は、特に真面目で熱血と、軽いノリはなく、熱血。

そんなキャラクター像が、銃を使う主人公の主流になっていましたが、シティーハンターが世に出た当時は、後で言う所のトレンディードラマ全盛の時代でもありました。

シティーハンターがジャンプで連載される中、北条司先生はそんな従来にあったジャンプ作品の「熱血」「男臭さ」「真面目」などにとらわれず、あえて不真面目、時には真面目と緩急のある名キャラを生み出しました。

いつも気の抜けない真剣な主人公とは離れた、軽いノリを合わせ持つ、ライトホップなイメージを持ち合わせた新しいヒーロー像として、冴羽獠を作ったのです。

 

凶悪な犯罪者との対決から、とある国のもめ事と内紛など、どんな相手であろうと一旦依頼を受ければ必ず守り通すプロ意識を持ち、依頼を必ず完遂するプロフェッショナルな主人公として完成しました。

平和な時は当たり前のように平和を謳歌し、自分の信念を曲げないハードボイルドにギャグとシリアスを合わせ持つ、そんな彼の物語は、ハードボイルドを掛け合わせたトレンディードラマに近い作風としても完成したのです。

従来のハードボイルドのイメージを作り変えた作品「シティーハンター」、そんな目線でまた見てみては、いかがでしょうか?

 

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