結末が見るたびに考えさせられる、妖怪人間ベム
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「妖怪人間ベム(1968)」の魅力を、お伝えします。
※本編ネタバレあります※
まずは、OP「妖怪人間ベム」を1コーラス演奏してみた。
記事を読み終わる頃に、だいたい演奏も終わります。BGMにどうぞ。
歌いだしは、
「闇に隠れて生きる、俺たちゃ妖怪人間なのさ~」
作詞:第一動画文芸部/作曲:田中正史/歌:ハニー・ナイツ
再放送などを見るたびに、考えさせられます。
「妖怪人間ベム」といえば、妖怪アニメの傑作です。
年代的には古い作品ですが、今でも高い人気を誇ります。
まさに、「不朽の名作」という言葉がしっくりくるアニメです。
私も「妖怪人間ベム」が、古今のアニメの中でも特に大好きです。
「自分自身が見て感動する」のと同時に、「友人、家族などにも見て貰いたい」と感じる、味わい深く何度も見てしまう作品です。
「妖怪人間ベム」は、オリジナルアニメの再放送や配信も繰り返し行われていますし、漫画、実写ドラマなど、リメイクやスピンオフの様な形で、最近も数年に一度は関連の新作が出ています。
「妖怪人間ベム」といえば、まず絵が不気味です。
内容も明るいものではなく、登場キャラの声や音楽なども不気味です。
小さい子供はもちろんのこと、大人が見ても、結構怖かったと思います。
「良いことをしていれば、いつか人間になれる。」
人間になることを夢見て、人助けをしている三人の妖怪の物語です。
が、そもそも「人間になるって、そんないいことなのかな?」とも思ってしまいます。
このアニメは、人間の汚さやズルさが、たくさん見えるようになっています。
ベム・ベラ・ベロに命を助けられても、彼らが妖怪だとわかってしまうと、なんだかんだ手のひらを返して厄介払いにしていく。
三人の妖怪たちは、人間にならない限りけっして同じところにはいられないのです。
だから旅を続けています。
そして、また行く先々で困っている人を助けては、恩を仇で返されるような仕打ちを受け続けていきます。
犯罪者の家族のような、肩身の狭い思いをしているとおもいます。
「人間になりたい。」
ただそれだけを思っていたのに、最後は人間達による火事にまきこまれて、焼かれて死んでしまうような描写で終わります。
「最後は人間になって、みんなでしあわせに暮らしました。」
と言ったハッピーエンドではないのも、この作品らしくてさらに印象にのこります。
この世に救いはないということなのか?
それとも「人間になる」という事は、幸せになることではないから、このようなラストにしたのか?
結末の真相と意味は、見るたびに考えさせられます。
また最初からみたくなってしまいました。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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