Detch UP!!’s blog

アニソン・カヴァーバンド、Detch UP!!のブログです。ニッポンのアニメとアニメ音楽の魅力を、「演奏してみた」動画と一緒にお届けします。記事に取り上げて欲しい作品、演奏してみて欲しい楽曲のリクエストなどあれば、コメントお願いします。Detch UP!!’sHP http://detchup.jimdo.com/

破裏拳ポリマー、モデルはブルース・リー

こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。

今日は「破裏拳ポリマー(1974-1975)」の魅力をご紹介します。

破裏拳ポリマー」は、1973年公開の名作カンフーアクション映画「燃えよドラゴン」の大ヒットに、少なからず影響を受けて産み出された作品です。

主人公、ポリマーのキャラクターデザインは、「燃えよドラゴン」の主演ブルース・リーをモデルにしています。

また、ポリマー役の曽我部和之さんは、役づくりの為にブルース・リー主演の映画たくさん見て、ポリマーの演技を作ったという逸話もあります。

1970~1980年代は、カンフーアクション映画が世界的に大流行してました。

まずブルース・リーがいて、続くスターには、ジャキー・チェン、サモハン・キンポーやジェット・リー(=リー・リンチェイ)などなど。

沢山のカンフー映画が産み出されました。

分類では「ホラー映画」になるのかも知れませんが、キョンシーが出てくる幽玄導士&霊玄導士のシリーズなんかもありました 。
(ああ・・・。
こうして文字を打ち込んでいるだけでも、懐かしさがこみ上げてキマス・・・。)

破裏拳ポリマー」は、そんな1970年代の真っ只中に生れたアニメです。

しかしそこは、「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」と、SF作品で売ってきたタツノコ・プロダクションです。

「ポリマースーツ」をはじめとする、得意の空想科学要素を折り込んで、SFとしての側面も持っています。

ポリマーが使う「破裏拳」という拳法は、ポリマーが編み出した我流の拳法という設定です。

複数の実在の格闘術をミックスしたということですが、「反動三段蹴り」「真空片手駒」など、ネーミングが非常にかっこよくて、技自体もド派手なものになっています。

対戦型格闘ゲームの大人気作品「King of fighters」シリーズの登場キャラクター「二階堂紅丸」には、「破裏拳」の技がいくつか使われています。

そういえばブルース・リーも「ジークンドー」という、ブルース・リー自身が編み出した格闘術の流派を持っていて、実際に道場などもあります。

ジークンドーは、フェイントやトリッキーな動きを多様する実戦型の格闘術だったと思います。
(結構卑怯な技もあったりしたような気がします。)

ジークンドーも、格闘ゲームなどで使い手が色々登場する、人気の高い格闘術になっています。

有名なところでは、(というか私の知っているところでは・・・)ヴァーチャ・ファイター・シリーズのジャッキー・ブライアンがジークンドー使いだったはずです。

このように、カンフー・アクション映画の絶頂期に生み出された「破裏拳ポリマー」という作品。

当時の世相なども感じながら観てみると、いっそう魅力が増すと思います。