【Vガンダム】賛否両論はあっても,間違いなく名作と紹介出来るガンダム
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「機動戦士Vガンダム(1993-1994)」の魅力を、ご紹介します。
Vガンダム以前のガンダムシリーズは、単純な善悪二元論のロボットアニメとは異なり、思想・民族・政治的な複雑な事情から発生する「戦争」という、非常に高度で難解なテーマが明確にされており、正直なところ子供にとってはとっつきにくいというのが印象でした。
しかし、Vガンダムは主人公のウッソ・エヴィンが自分と同じ年頃の年齢であったことや、最初はただ純粋に憧れの女性や幼馴染の女の子を助けたいという思いのために、小
さな「戦争」をしていただけなのに、周囲の大人の都合で大きな「戦争」に否応無く参加させられていくことに単純なアニメーションとしての面白さ以外に、深い感銘を受けたことを今でも鮮明に覚えています。
特に序盤に部下を殺され復讐に燃えていた敵の隊長が、Vガンダムのパイロットが子供といえるような年頃の少年であることを嘆いて、子供が戦争に参加するような世界は間違っているいった台詞と共に自決するシーンが十代前半の自分には衝撃的で、「戦争」というものが決して教科書に書かれているような遠い世界のものではなく、至極身近なものであることを思い知らされました。
主人公ウッソの思いを知りながらも、戦争の道具として利用しようとしながら葛藤する大人たち。
そして、知己となった人たちが次々と命を失っていく惨状を目の前にして、心が折れそうになりながらも自らの思いを貫くには「戦う」という選択しか出来ないという非情な現実。
「失われた命は二度と戻ってはこないのだ」という至極当たり前なことを、容赦なく突きつけられ、その重みに共感して、観ていて何度も涙することがありました。
それでも人間の数だけ貫きたい想いがあり、そのことで対立することは免れないのだと言うことを教えてくれた、記憶に残る名作です。
「引き裂かれた愛が!!」
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