「フランダースの犬」が伝えたかったこと?
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は「フランダースの犬」の魅力を、ご紹介します。
不幸な少年ネロ。見返してみても、救いが無いストーリー。
誰しも一度は、1話くらいは見たことがあると思われますこのフランダースの犬ですが、あの感動的と言われるラストの場面以外は意外と知られていないようです。
この作品の主人公であるネロは、本当に不幸な少年です。
画家を目指していますが、画用紙さえ満足に買えないほどの貧乏状態です。
祖父と2人で牛乳運びの仕事をして何とか生計を立てていましたが、その祖父が他界し、賃貸住宅であった自宅の家賃が払えなくなって追い出され、最後の望みを懸けた絵画コンクールでは落選。
失意の元に辿り着いた教会で、追い掛けてきたフランダースの犬ことパトラッシュと共に死を迎える、という何とも救いのない話です。
「この作品が伝えたかったことは一体何だったのか?」ということを考えてみましたが、「途中にどれだけ紆余曲折があろうと、最後は必ずハッピーエンド」というアニメでは定番の設定を覆したところにあるのではないか、と考えます。
アニメだけの話でもなく、この手の少年や少女が主人公の物語では考えられない、とても斬新な物語だと言わざるを得ません。
古い作品ですが、ありきたりのいわゆる「ご都合主義」のアニメが多い中、こういうアニメこそ見直されてもいいのではないかと思います。
使ってみよう!!名セリフ!!
「さびしさや心配事が、煙突のススのようにつまっているんです!!」
【用法】
・あなたがの心につまったさびしさや心配事と煙突のススの間に、なんらかの共通点が認められたとき。
・煙突のススを、掃除しなければいけないとき。
など
OP「よあけのみち」を、演奏してみた
歌: 大杉久美子
作詞:岸田衿子
作曲:渡辺岳夫