サスケ、真田丸、真田十勇士などの世界観と共に読み解いていける時代背景。
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
毎日投稿の演奏動画が、これでようやく100曲目になりました。
これからも毎日、アニメの音楽を弾き散らかしていきたいと思ってます。
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というわけで、今日は「サスケ(1968-1969)」の魅力を、ご紹介します。
少年忍者サスケの、戦いと成長を描いた物語です。
伊賀忍者の服部半蔵が、徳川方の公儀隠密衆として最大の敵方で登場します。
(サスケは甲賀忍者です。この作品以外でも多くのフィクション作品で伊賀忍、甲賀忍は仲が悪いとされていますが、実際はその逆です。)
服部半蔵は娘と一緒に、サスケや、サスケの家族や仲間を、徹底的に攻め上げます。
徳川家の剣術指南で有名な柳生十兵衛なども、剣豪では無く忍者の敵役で登場します。
サスケをはじめ、子供キャラはかわいらしいデザインなのですが、ストーリーは非情な忍びの戦いの世界を描いており、残忍な殺しの描写や死者が多く、苛烈です。
大人向けの作品と言っていいのかもしれませんが、1968年に放送された作品で、今よりもアニメの視聴者の年齢層が全然低い環境の中では、非常に異色を放っていました。
明言はされていませんが、サスケは猿飛佐助をモチーフにしています。
猿飛佐助と同じ真田十勇士に数えられている霧隠才蔵も、サスケの父大猿大助の友として登場します。
猿飛佐助と霧隠才蔵は同世代のライバルですので、大猿大助を初代猿飛佐助と考えて、本編のサスケを2代目猿飛佐助と見ていくと、フィクション作品ではありますが物語背景の時代を感じやすいと思います。
忍者の世界では、頭領の名前が襲名性になっています。
有名な実在の忍者では、服部半蔵、風魔小太郎あたりは頭領を指す名前で、本名が別にあります。
服部半蔵は徳川幕府で職務について活躍した有名なのが2代目、風魔小太郎は相模北条家で活躍したのが4代目とされています。
忍者では無いですが(絶対に忍者では無いとも言い切れないのですが)雑賀孫一も襲名性で、やはり4代目あたりで歴史に名前が残る活躍を多くしていたような気がします。
猿飛佐助、霧隠才蔵は、どちらもフィクションの忍者です。
(ただし、モデルとされた実在忍者はいます。諸説ありますが、猿飛佐助≠猿飛仁助+上月佐助、霧隠才蔵≠霧隠鹿右衛門+出浦守清、と考えられています。いずれも武田、真田家に仕えた忍者で、徳川幕府や服部半蔵からは敵方になります。)
ですが、もし実在したとすれば、代替わりで襲名した可能性は高いと思うので、本作のサスケを2代目猿飛佐助と見て物語を読み解いていくと、世界観を自然に感じられます。
NHK大河ドラマの「真田丸」が高い視聴率を獲得して、真田や戦国末期のブームがまた来ている様な気がしますが、この作品も真田丸の時代観を持っています。
旧作ですが、動画の技術や演出にも旧作ならではの味わいがあり、見どころのある作品です。
是非見てみて下さい。
ED「サスケ」を、演奏してみた。
「おいらオトコだ、名はサスケ!!」
作詞:三浦久純/作曲:田中正史/歌:ハニーナイツ
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