銀河英雄伝説を支えるリアリティは、残酷シーンを避けないこと
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は「銀河英雄伝説(1988-2000)」の魅力を、ご紹介します。
数えたらキリが無い程の、残酷描写の数々
銀河英雄伝説は、リアリティが高いアニメ作品として知られています。
そのリアリティを支えるものは、緻密なキャラクター設定や巧妙な政治的背景などもありますが、私は、残酷シーンを避けないで、しかもそれを実に淡々と描く点だと思います。
いくつか例を挙げましょう。
物語の冒頭、主人公ヤン・ウェンリーの親友であるラップ少佐が、艦橋で瓦礫に潰されながら息絶えるシーン。
それから、もう一人の主人公ラインハルトの親友であるキルヒアイスが、敵将の腹心アンスバッハに銃殺されるシーン。
キルヒアイスは、口と腹部から大量の出血をしながら絶命します。
またラインハルトの敵側の猛将で「ミンチメーカー」との異名と取るオフレッサーが、斧を使って敵の将兵を容赦なく切り裂くシーンでは、兵士の体から血が溢れ胴体が千切れまくります。
他にも、敵の攻撃を受けた艦内で、腰から下をもぎ取られながら「母さん、母さん」と泣き叫ぶ兵士や、下腹部から腸がはみ出したことに慌てふためきながら、腹の中に押し戻そうとする兵士など、血と肉にまみれた残酷シーンは、至るところに登場します。
これらのシーンは、「グロい」との異論もあるようですが、残酷シーンを敢えて避けないで、戦争を堂々と描いた潔さが、この名作アニメのリアリティの根幹を支えているのだと、私は確信しています。
OP「Skies of Love」を、演奏してみた
「I look above the stars are bright~」
作詞、作曲、歌:秋吉満ちる
こんな記事も書いています
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければ、もう1記事ご覧になりませんか?
明日は、「はいからさんが通る」の記事をお届けします!!