青春時代に見ればきっと共感してハマる、機動戦士Zガンダム
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は「機動戦士Zガンダム(1985-1986)」の魅力をご紹介します。
青春時代に見ればきっと共感してハマる、機動戦士Zガンダム
「機動戦士Zガンダム」は、ガンダムシリーズ「機動戦士ガンダム」の続編として作られた作品です。
TVシリーズでは、全50話で、2005年から3部に分けてリメイクの映画にもなりました。
「Z」ファンの私はもちろん映画も見ましたが、映画はTVシリーズをまとめたものを、新しく綺麗にした感じなのと、結末が綺麗な感じにまとまっています。
この作品で、物語がひとまず完成と言っていいような内容になっていました。
(TV版ではストーリーが「ZZ」につながっていますので)
「Zガンダム」は内容が暗いので、好き嫌いがわかれる作品ですが、結末がバッドエンドで終わるのを良しとしない方は、映画版を見るのがいいのかもしれません。
ただ、映画では背景や人間関係の複雑な部分がはしょられすぎて、わかりにくいです。
物語の細かい部分も見たい方にはTV版をお勧めしますが、TV版を見た後に最後は映画とか。
悲劇が好きな方は、どうぞ最後までTV版の方を見て欲しいです。
TV版の結末では、主人公のカミーユがかわいそうですが、私は内容としては、こちらが好きです。
シャア・アズナブルが、クワトロ・バジーナ大尉として出てきているのですが、シャアファンの私は、クワトロ大尉が大好きで毎週楽しみに見ていたのを思い出します。
もちろんアムロやブライトさんも、出ています。
「機動戦士ガンダム」に続けて、見て欲しい作品です。
ガンダムシリーズの中で、一番重い印象を受けるのは間違いなくこのZガンダムでしょう。
連邦軍はティターンズという組織名になり、この作品では悪役になっています。
アムロとシャアがエウーゴとして共に戦ったりと、初代のガンダムとくらべその設定が劇的に変化しています。
そんなZガンダムの中で、重要なテーマとなっているのが「ニュータイプと強化人間」でないでしょうか。
アムロ、シャア以降の、ニュータイプの後継的存在であるカミーユが、フォウやロザミヤ、サラなどの強化人間たちとの交流や戦いの中で成長し、最終的に壊れていくというかなり重たい物語になっています。
初代ガンダムで、ララァによってアムロが受けた傷を、何倍もの威力でカミーユは受けます。
最終話では、カミーユが精神に異常をきたしてしまった状態で幕となってしまいました。
またZガンダムは、女性が多く登場するのも特徴的です。
強化人間は、ほぼ女性が占め、エウーゴにも、モビルスーツ・パイロットのエマ中尉をはじめ、多くの女性が登場しています。
これらの女性にカミーユが翻弄され、助けられ、最終的に壊される物語とも言い換える事が出来ます。
実に重いアニメです。
しかしながら、その重さがこのアニメの最大の特徴であり、良さでしょう。
初代ガンダムや、次作のダブルゼータ・ガンダムが単純明快に思えるほど、複雑に絡み合った人間模様が描かれています。
(もちろん、初代ガンダムやダブルゼータも、十分緻密な作品だと思いますが)
物語が進行し、後半になればなるほどこの重さが増してきます。
エマ中尉が戦死したあとの、カミーユの
「エマ中ー尉ー!!」
の叫びは、Zガンダムの象徴ともいえるセリフではないでしょうか。
アムロのその後は、このZガンダムと「逆襲のシャア」でも描かれました。
しかしカミーユのその後は、以後ほとんど描かれていません。
そのあたりにも、このZガンダムの重さがあるのかもしれません。
なぜそんなに問題が多い、機動戦士Zガンダム
「機動戦士ガンダム」の続編ということで、当時は期待が大きかったです。
「シャアとアムロがどうなったのか?」やニュータイプについて、もっと掘り下げて知りたかったからです。
しかし、色々と問題も多い作品でもありました。
例えば、OPに出てくるZガンダムらしき顔のシルエットと、登場したZガンダムがぜんぜん違ったり。
本編で、アムロとシャアの台詞が入れ替わったまま放送されたり回があったり。
今ではOPの曲が使えないからと、違う曲に差し替えられていたり。
名作なだけに、いろいろ問題が出てくるのにガッカリしてしまう部分もあります。
最終回のなんともいえない中途半端なやるせない気持ちそのままに、今も問題進行中といった感じであります。
テレビ編を再構成した劇場版3部作については、新作部分だけがものすごく綺麗に作られ過ぎていて、絵的には違和感満載でもありました。
劇場版ガンダムの時の新作カットはずっと違和感が少なかったです。
新技術を使った作画の方法を取ったそうですが、せっかく綺麗に作るのなら、もう少し工夫できなかったのでしょうか。
ラストの結末まで変えてしまってましたし、オール新作でやってほしかった気持ちがあります。
「銀色ドレス」を、演奏してみた
「僕を見つめてる、青いひとみ~」
作詞:井荻麟(富野 由悠季)/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:森口博子
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