キャッツ♡アイ、恋人同士が泥棒と刑事
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「キャッツ♡アイ(1983-1985)」の魅力を、お伝えします。
恋人同士が泥棒と刑事、アニメならではの世界観
原作は、最初読み切りの短編でしたが、のちに連載化されます。
北条司先生の、最初の連載作品になります。
ストーリーは、予告状を送り美術品を狙う、美女三人組の「怪盗キャッツ♡アイ」と、彼女達を捕まえようとする刑事、内海俊夫を中心とした物語です。
内海俊夫は、いつもキャッツ♡アイの逮捕に失敗しており、左遷の危機にあります。
内海俊夫が勤務している犬鳴警察署の目の前には、「キャッツ♡アイ」という名前の喫茶店があり、美人三姉妹(来生泪、来生瞳、来生愛)が経営しています。
この三人が、怪盗キャッツ♡アイの正体です。
しかし、俊夫さんは正体に気づきません。
「気づきなさい!というか、普通気づくでしょう?!」と言いたいです。
俊夫さんは、次女の瞳と高校からずっと付き合っています。
「恋人同士が泥棒と刑事」です。
アニメならではの設定ですが、この設定は主に俊夫さんの愛すべき無能さによって成立させられている気がします。
俊夫さんは、喫茶店キャッツ♡アイを訪ねては、怪盗キャッツ♡アイを捕まえられない愚痴などを瞳にこぼし、なぐさめられたり励まされたりしています。
「俊夫さん、あなた完全になめられてますよ!バカにされてますよ!」と言いたいです。
しかし、やはり俊夫さんは気づきません。
よくある「主人公が、探している人物の正体が、身近な隣人であることに気づかない」パターンですが、キャッツ♡アイでは露骨で、ある意味ギャグにまで昇華されていると思います。
「これだけ鈍ければ、怪盗キャッツ♡アイの逮捕なんか無理だろう」などと思いつつ、どのタイミングで俊夫さんがキャッツ♡アイの正体に気づくのだろうと思ってみていました。
しかし、結局瞳がカミングアウトするまで気づけなかったようです。
俊夫さんの、刑事としての能力が残念すぎます。
そんな俊夫さんは、終盤で自ら刑事を辞職します。
辞める理由は、職務への適正などでは無く、瞳の告白で知ってしまったキャッツ♡アイの正体を隠蔽し、アメリカへ瞳を「一人の男」として追っていきます。
俊夫さんの、刑事としてのモラル意識が残念すぎます。
アニメならではの設定とはいえ、俊夫さんの存在は突っ込みどころ満載です。
OP「キャッツ♡アイ」を、演奏してみた
「まちはきらめくpassion fruit、ウインクしてるevery night~」
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