再評価が期待される、明日のナージャ
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「明日のナージャ(2003-2004)」の魅力を、お伝えします。
まずは、OP「ナージャ!!」を1コーラス演奏してみた。
記事を読み終わる頃に、だいたい演奏も終わります。BGMにどうぞ。
歌いだしは、
再評価が期待される、東映スタジオの意欲作
東映の女の子向けアニメと言えば、あなたは何を思い出すでしょうか?
想い出のアニメは、タイトルをあげれば世代が解り、それをきっかけに話が弾むこともあるでしょう。
その中で、一種異彩を放つのがこの作品「明日のナージャ」です。
明日のナージャは、人気を博した「おジャ魔女ドレミシリーズ」の後発番組としてスタートした作品です。
前番組がファンタジー路線だったのを心機一転、世界名作劇場のような雰囲気を醸し出す絵本のような作品で、注目を集めました。
しかしながら、明日のナージャは番組の存続に苦戦を強いられます。
可愛いキャラクターと、現地取材に基づいた美術、当時まだコアなファンの間でしか知られていなかった細田守さんをOP・EDの演出、さらには本編の担当に迎えることで話題を呼んでいました。
しかし、前評判が高かったにも関わらず失敗に思ってしまったのでした。
私は、放送当時すでに「いいオトナ」といえる年齢に達していましたが、細田守さんの名前につられて毎週欠かさず視聴していました。
繊細なストーリーと独特な雰囲気は、大人の視聴にも十分たえうるものでしたが、前番組の流れで観ていた子供たちには少々つらかったのもうなづけます。
スタッフはおそらく、世界名作劇場的な作品を目指していたのだと思いますが、見ていた側の感想としては、少女革命ウテナに雰囲気が近いように思いました。
つまり、ターゲット層がずれていた感じです。
当初は長期展開を想定していただけに、痛い誤算です。
明日のナージャは、一部のファンに惜しまれつつ、一年でその放送を終了しました。
だから強く思います。
この作品に触れていながら、謎のまま忘れ去ってしまったかつての少女たちにこそ、もう一度見てほしいと。
放送から10年が経った今ならば、当時解らなかったキャラクターの心理を、きっとよりよく理解できると思います。
そして近年、欧州で「明日のナージャ」が放送されたことによる、嬉しいニュースも耳に届きました。
物語の舞台となるかの地では、この作品が非常に支持を受けているのだそうです。
そして、日本での放送当時は売れずに、在庫として倉庫にしまわれた玩具たちも日の目を見ているのだと言います。
かつて明日のナージャに触れた方もそうでない方も、この流れに乗ってもう一度この愛すべき作品に再評価をしてみてはいかがでしょうか。
母に会うため旅をする、少女ナージャの愛と冒険の物語
「明日のナージャ」は、孤児院で育った少女ナージャが、母親を探して旅をするお話です。
旅をする中でいろいろな人と出会い、成長していくナージャ。
話の内容的には、よくある話だと思います。
「おじゃ魔女どれみ」の後番組として始まった本作。
どうやらあまり人気が出なかったようですが、私は毎週楽しみに観ていました。
毎回友達とナージャの話で盛り上がりました。
懐かしい。
ナージャといえば、放送が始まる前の時点で、絵柄にすごく違和感がありました。
別に悪い意味ではないのですが、「アニメっぽくない絵だなぁ。」と。
なんというか、髪の毛の感じとか目の感じとかホワッとしていて、それまでの作品と毛色が違う印象でした。
だから人気なかったのかな?
見続けていると、それも気にならなくなるんですけどね。
後半では、面白いくらいに話を引っ掻き回してくれていました。
この作品の中で、一番魅力的かつ印象深いキャラは、彼女しかいないと思います。
鏡に向かって、
「私は可愛い可愛いローズマリー」
のようなセリフを言うシーンが、特に記憶に残っています。
あと、主人公ナージャの声優は小清水亜美さんで、これがデビュー作でした。
最初は正直、上手くなかったですが、回を増す毎に上手になっていきました。
今でも小清水さんの声を聞く度にナージャを思い出します。
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