魔法使いサリー、男が見てもおもしろい物は「おもしろい!!」
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「魔法使いサリー(1966-1968)」の魅力を、お伝えします。
まずは、OP「魔法使いサリー」を1コーラス演奏してみた。
記事を読み終わる頃に、だいたい演奏も終わります。BGMにどうぞ。
歌いだしは、
「マハリク、マハリタ、ヤンバラヤンヤンヤン×2~」
作詞 - 山本清/作曲 -小林亜星/歌 -スリー・グレイセス・薗田憲一とデキシーキングス
おもしろい物を「おもしろい」と、素直に言えませんでした。
「魔法使いサリー」がテレビで放送されていた当時、私は小学生でした。
あの頃(1966-1968)は、「男は根性、女は愛嬌」という感性が支配的な世の中でした。
男の子は「ど根性」系のアニメを見て、精神面の強さを追及することが美学という風潮。
それに対して女の子は、なんでも魔法で解決する「魔法使いサリーちゃん」が、人気のアニメでした。
私を含め、何かトラブルがあれば「女は引っ込んでろ!」的に、強引に物事を進める男の子達が、当たり前だった時代です。
(今だったら完全にセクハラで訴えられそうな思考や行動をしていましたが、当時はそれをごく当たり前に感じてしまっていました。)
そんな凶暴な男の子たちに囲まれた可憐な女子たちにとっては、なんでも温和に平和的な解決をするサリーちゃんは、自然な憧れになっていたと思います。
「魔法」という非現実的な手段を使ってとは言え、その結果の穏便さにあこがれを抱いていたのだと思います。
私も「ど根性」アニメをよく見ていた男の子の一人ですが、女の子に人気番組の「魔法使いサリー」を、私の妹が見逃すはずもありませんでした。
そして、幸いに我が家にはTVが1台しか無く、実はサリーちゃんを私も毎週しっかり見てました。
しかし友達の間では「サリーちゃんを見る奴なんか、男の風上にも置けない」という風潮がありましたので、友達に知られる事をひたすら恐れていました。
女の子からサリーちゃんの話題を振られた時なども、
「はぁ?何言ってるんだ?」
と知らぬ存ぜぬを貫いていました。
ところが、中学生になってある日、何かのきっかけで「俺妹が居るじゃん、実はサリーちゃん見てたんだよな。」と男友達に私が自白したところ、次から次から「実は俺も!」となったのです。
なぁんだ、みんなもサリーちゃん見てたのね。
そして、みんなもサリーちゃん好きだったのね。
私は「女子向けだけど、おもしろいから自分は見てる」という事を、素直に言えない根性無しの小学生でした。
そのことを、少し悔しく思ったものでした。
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