Detch UP!!’s blog

アニソン・カヴァーバンド、Detch UP!!のブログです。ニッポンのアニメとアニメ音楽の魅力を、「演奏してみた」動画と一緒にお届けします。記事に取り上げて欲しい作品、演奏してみて欲しい楽曲のリクエストなどあれば、コメントお願いします。Detch UP!!’sHP http://detchup.jimdo.com/

獣神ライガー、少年バトル漫画の形を借りて人間の業を描いた作品

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こんにちは。

Detch UP!!です、こんにちは。

 

今日は、「獣神ライガー」の魅力を、ご紹介します。

 

邪神を倒し尽くすまで

 

ロボットアニメが好きで、毎週欠かさず見ていました。

 

惚れっぽい雷落としのお龍、がお気に入りキャラです。

 

好きな子の前では、おしとやかぶっては見事に空回るのをみて

「ああーわかるなぁーおしとやかじゃない私らは大変よねー」

と、応援していました。

 

「邪神復活を阻まんとする、善神の末裔の少年の成長物語」と言うと、ありがちな感じな話に聞こえますが、敵陣のデマに引っかかって一般市民が主人公たちを追い詰めるなど、人間の弱さ醜さがこれでもかと描かれています。

 

「人間って汚いとはうすうす感づいてはいたけど、見てるの子供なんだから手加減してよ」

と、見るたび落ち込んだことを思い出します。

 

また、80年代終わりごろに良くあった「アニメで無辜の市民が虐殺されるシーンは行過ぎた演出。子供が暴力的になる」との批判に、

ライガーは残酷な話もあるけど、それだけじゃないんだよ」と、もどかしい思いをしたりと、思い出深い作品です。

 

今思うと、あの描写を夕飯時にしていたのだから、製作陣はチャレンジャーだったと思います。

 

あんなに憎憎しかった敵ボスの哀れすぎる最期は、子供心に衝撃で「あんなに威張ってたのにラスボスに利用されてただけだなんて」と、かわいそうではないけど、ざまあみろとも思えない、不思議な感覚は忘れられません。

 

未だに、弱いものいじめしてる人を見るとライガーを思い出すので、自分の人格形成に結構な影響があった作品のひとつだと思っています。

 

OP「怒りの獣神」を、演奏してみた

 

作詞:安藤芳彦

作曲:工藤崇

歌:弘妃由美