ヤットデタマン、タイムボカンシリーズの全盛期!?
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「ヤットデタマン(1981-1982)」の魅力を、お伝えします。
まずは、OP「ヤットデタマンの歌」を1コーラス演奏してみた。
記事を読み終わる頃に、だいたい演奏も終わります。BGMにどうぞ。
歌いだしは、
「遠く耳をすませば、聞こえるあの笛の音~」
作詞・作曲:山本正/編曲:乾裕樹/歌:トッシュ(Vo,山形ユキオ)
一番の見せ所は、戦闘後?
「ヤットデタマン」は、タイムボカンシリーズの第5作目です。
大人気を博し、概ねフォーマットが完成していたシリーズを引き継ぐ作品でした。
前作品までは、「イケメン+美少女のペアが変身したヒーローが、奇想天外なメカを操り、ドジでマヌケな三人組の悪党をやっつける」というのがお決まりのパターンでした。
「ヤットデタマン」では、それまでの基本は押さえつつも、新機軸を打ち出しています。
まず、ヒーローはイケメン一人で、仲間の美少女二人は変身はしません。
悪党三人組には、新たに「コマロ王子」という女ボスの弟、そして「ドンファンファン伯爵」というイケメンが加わっていました。
このドンファンファン伯爵は、タイムボカンシリーズの主題歌や音楽を担当している山本正之先生が声をあてておられます。
「ドンドンファンファン、ドンファンファ~ン♪」と、独特ののんびりした歌声で登場し、空気の読めないキザ野郎というキャラで、三人組に負けない個性を打ち出していました。
そして、何といっても「ヤットデタマン」の一番の見せ所は、戦闘そのものではなく、戦闘終了後の定番のコントです。
ヒーローは「大巨神」というスーパーロボットで敵のメカと戦います。
この大巨神は独自の意思を持っており、三人組+αと定番のコントを繰り広げるのです。
どういったものか簡単に説明すると、
三人組が改心したフリをする→大巨神が「罪を憎んで人を憎まず」と言って、トドメを刺さずに立ち去る→姿が見えなくなると三人組が悪態をつく→大巨神が戻ってきてトドメの「大激怒」をブチこむ、
といった流れです。
回を重ねていくうち、見る側もこの流れが分かってきます。
この流れに入ると、条件反射的にというか、最初の段階ですでに笑い始めてしまっていました。
しかも、製作者側も異様にこの部分を作りこんできて、どんどん手が込んでくるので、毎回見飽きません。
タイムボカンシリーズは、漫画原作のアニメ化などではなく、タツノコ・プロダクション制作のオリジナル・アニメシリーズです。
完全オリジナルのギャグアニメというもの自体が、考えてみれば少数派なのかもしれません。
高いレベルでギャグを作りこんだこの作品は、現在でも通用する面白さがあると思います。
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