原作者お墨付きのほうのムーミン、楽しいムーミン一家
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「楽しいムーミン一家(1990-1991)」の魅力を、お伝えします。
まずは、「ねえ!ムーミン」を1コーラス演奏してみた。
記事を読み終わる頃に、だいたい演奏も終わります。BGMにどうぞ。
歌いだしは、
「ねえムーミンこっちむいて、はずかしがらないで~」
歌:藤田淑子/作詞 : 井上ひさし/作曲 : 宇野誠一郎
原作者の怒りを買った1969、1972年版と、お墨付きの1990年版
「ムーミン」のアニメが日本で初めて作られたのは、1969年です。
こちらの「ムーミン」は、原作を改変しすぎたために、原作者のトーベ・ヤンソンの怒りをかってしまいます。
ギターを弾いたり、自動車が登場したりするのが不評であったといわれています。
結局「日本国以外では放送禁止」という扱いになってしまい、現在も試聴が困難なアニメの一つになってしまいました。
ですが、1990年版『楽しいムーミン一家』は、ヤンソン女史が制作にかかわっている「お墨付き」アニメといえます。
監督には、世界名作劇場シリーズのアニメも数作手がけ、この当時ですでに大ベテランだった斎藤博監督です。
キャラクター設定は、『とんがり帽子のメモル』で高い評価を得た名倉靖博さんです。
原作の雰囲気を踏襲した、ファンタジックで温かい雰囲気が再現されています。
昭和版ムーミンではニヒルな風来坊にされていたスナフキンも、ギターを弾かない優しいお兄さんになっていました。
白鳥英美子様によるOP曲『夢の世界へ』も、ムーミンの7世界観に合ったすばらしい曲です。
また、白鳥様はナレーションも担当しておられます。
ムーミン役には、当時若手声優のなかで人気うなぎ登りだった高山みなみ様。
フローレン役には、かないみか様。
ミイ役には、『魔女の宅急便』で高山さんと共演経験がある佐久間レイ様が起用されています。
それ以外の脇役にも、今でも活躍している実力派俳優が配されています。
この作品では、ムーミンパパの若いころの冒険物語や、ムーミンママとの出会いなどのエピソードも挿入されていて、作品に厚みと楽しさを増しています。
現在はアニメ版「ムーミン」といえば、こちらの「楽しいムーミン一家」であると言ってもいいでしょう。
日本アニメ界の中でも、有数の名作です。
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