正義の味方に葛藤など不要!!安らかに眠れ……ボルガ博士!!
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「チャージマン研(1974)」の魅力を、ご紹介します。
頭の中にダイナマイト
カルトアニメとして今もなお人気を打ち建てている「チャージマン研!」。
その内容はすごいとしか言いようの無い作品ではあります。
とにもかくにも、主人公の泉研君ことチャージマン研は、ジュラル星人に対して、まったくに容赦はありません。
例えそれが被害者であっても、遠慮なしに研君はジュラル星人を殺していきます。
深く逡巡する事も無く、まして深く葛藤する事も無く、少し悩んですぐに答えを出してしまう程に容赦はありません。
日本アニメ史上、もっとも自分勝手な……もとい武勇伝を打ち建ててしまったチャージマン研を語る上で忘れてはならない、基礎的な知識である第35話「頭の中にダイナマイト」について記事をまとめましょう。
まずタイトルからして既にアレなタイトルですが、このお話しの内容も実に恐ろしいものとなっています。
この35話の物語の要となる人物……西ドイツの科学者ことボルガ博士。
実に紳士らしく、子どもにも優しい人格者であります。
東京湾上に建設される海上工業都市の設計者として来日し、世界のより良い発展の為に尽力してくれる重要な人物です。
しかし何故か、この博士は一人で映画館に来ています。
博士……護衛はどうしたんですかと。
映画館のセキュリティ対策もあまりにもずさんで、結果として博士はジュラル星人に殺されてしまいます。
下手をすれば国際問題になるような事案にも関わらずに、翌日には当たり前のように日本を代表する科学者が一堂に会するレセプションが開かれてしまいます。
ですが何故か、殺されたはずのボルガ博士は訪れます。
会場のセキュリティは何をしているのかとそんなのは問題じゃありません。
なんと……博士の頭に爆弾が仕掛けられていました。
ジュラル星人の狙いは博士を人間爆弾に改造して、日本の科学者を爆殺する計画を立てていたのです!
……なんか色々とおかしい計画ですが、宇宙人の考える事は理解できません。
爆弾人間と化したボルガ博士。
研君はすぐに見抜き、愛機「スカイロッド」に乗って博士を会場から遠ざけますが、爆発のリミットは迫っています。
そのとき、研君は真っ直ぐにジュラル星人の宇宙船に向かって飛んでいき、そのままボルガ博士を……宇宙船に放り投げます。
「お許しください!!」
と、謝りますが、許される問題ではありません。
彼なりに葛藤する事はあると思いますが……正義とは実に難しいものですね。
「ボルガ博士死のバラード」を、演奏してみた
「かわいそうなボルガ博士!!」
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