妖怪人間ベム・辿りついた「人間になる方法」とは?
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は、「妖怪人間ベム(1968)」の魅力を、ご紹介します。
※本編ネタバレあります※
妖怪人間ベムは、足立明先生が原作の作品です。
1968年に、テレビ放送が開始されました。
ベム、ベラ、ベロの妖怪3匹が、人間になる為に人助けをしながら旅をします。
人間に災いする悪い妖怪を倒していくのですが、報われません。
物語のラストでは、人間の魂を食う妖怪と戦います。
そのときに、自分達が人間になる方法を知ります。
その方法とは、
「自分たちが魂になって、魂の抜けた人間に入り、その人間にとってかわること」
だと知ります。
しかし、正義感の強い3匹は、他の人間を犠牲にしてまで、自分たちが人間になることに戸惑います。
そして、敵を倒して人間になる事をあきらめるのです。
戦いの後、ベムたち三匹のいる家に火がつきます。
人間たちが、ベムたちを殺そうとして火を放ったのです。
周りに炎が広がります。
いつもなら、簡単に抜け出すはずなのですが、人間を犠牲にしないと人間にはなれないことを知った3匹は、炎から逃げません。
炎が消えて最後に残った物は、彼らの持ち物でした。
なんて悲しい結末なのだろうか。
人間になれる方法が分かったのに、実行することなく消えていく。
そして、なんて優しい心の持ち主だったのだろうかと、感動しました。
子供向けのアニメにしては、とてもヒューマニズムの強いアニメでした。
絵もオドオドしく不気味な感じが漂い、小さな子供は怖くて見れなかったと思います。
ですが、今の子供たちにも、頑張って見て貰いたい傑作アニメです。
「闇に隠れて生きる、俺たちゃ妖怪人間なのさ~」
作詞:第一動画文芸部/作曲:田中正史/歌:ハニー・ナイツ
こんな記事も書いています
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
よろしければ、もう1記事ご覧になりませんか?
明日は、「巨人の星」の記事をお届けします!!