宇宙戦艦ヤマトは、日本のアニメ史上画期的なものだった!!
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は「宇宙戦艦ヤマト(1974-1975)」の魅力を、ご紹介します。
まずは、ED「真っ赤なスカーフ」を1コーラス演奏してみた。
記事を読み終わる頃に、だいたい演奏も終わります。BGMにどうぞ。
歌いだしは、
「あの娘がふっていた、真赤なスカーフ~」
ハードSFの概念を取り入れた、斬新なSFアニメでした。
「宇宙戦艦ヤマト」は、 松本零士先生の漫画原作のSFアニメです。
「銀河鉄道999」と並ぶ、松本先生の代表作です。
物語のはじまりは、デスラー総統率いるガミラス軍に放射能爆弾を地球に撃ち込まれ、地上では人が住めなくなってしまいました。
そんなある時、人類は月で「放射能除去装置コスモクリーナーが、イスカンダル星にある」というメッセージを受け取ります。
コスモクリーナーを手に入れる為に、決死の覚悟でイスカンダル星に向かって行く、若者たちの物語です。
主人公の古代進はもちろんのこと、操縦士の島、レーダー担当の美しい森雪、沖田艦長など、個性的なキャラクターたちが魅力でした。
ヤマトは、それまでのアニメに多かった一話完結型ではなくて、連続ドラマのような作りが画期的でした。
メカニックの描写も、精緻を極めており、非常に魅力的でした。
この作り方やストーリー展開は、後の「機動戦士ガンダム」や「新世紀エヴァンゲリオン」などに、多大な影響を与えたと考えられます。
物語は、地球を救うべくイスカンダルを目指すヤマトと、デスラー総統率いるガミラス軍との戦いが、軸になっています。
後の作品では、味方として登場もしています。
デスラーは、顔の色が緑だったのが、不気味でした。
ちなみに、ガミラスはナチスドイツを、デスラーはヒットラーをモデルにしています。
またヤマトは、それまでに多かった勧善懲悪の単純なアニメとは違い、人間ドラマも魅力的でした。
古代、森雪、島、の三角関係。
自らの生命を捨ててまで仲間を助ける友情。
沖田艦長の、含蓄ある言葉の数々。
これらはすべて、アニメの常識を覆すものでした。
設定も今から考えると、放射能汚染と言う原発事故を連想させるようなものでした。
松本零士先生は、予想していたのかも知れません。
また、ワープという子供アニメには無かったハードSFの概念を取り入れた所も、物語に説得力を生んでいました。
ヤマトは、ガミラス軍との様々な戦闘と困難を乗り越え、ついにイスカンダルにたどり着きます。
イスカンダルとガミラス星が兄弟星であったというのは、驚きでした。
コスモクリーナーを積んだヤマトは、地球帰還の途につきます。
しかしデスラー総統は死を覚悟して、ヤマトに最後の戦いを挑みます。
森雪は自らの生命を捨ててコスモクリーナーの始動を開始します。
助けようとする古代、しかし力尽きる森雪。
そのときに、奇跡が起こります。
森雪はなんと、生命を吹き返すのです。
ヤマトの乗組員たちの持ち帰ったコスモクリーナーにより、地球は救われます。
何度も訪れる危機や困難を乗り越える機転や、秀逸なドラマ仕立てなど。
宇宙戦艦ヤマトは、日本のアニメ史上画期的なものでした。
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