いなかっぺ大将、赤ふんはいて日本一を目指すだス!!
こんにちは。
Detch UP!!です、こんにちは。
今日は「いなかっぺ大将(1970-1972)」の魅力を、ご紹介します。
赤ふんはいて日本一を目指すだス!!
いなかっぺ大将とは、こんなお話です。
柔道家、大柿矢五郎は、今は亡き親友、風陣左衛門との約束を果たすべく、東北の山奥を訪れます。
その途中で、動物と話す不思議な少年と出会います。
その少年こそが、親友の息子、風大左衛門。
いなかっぺ大将こと、大ちゃんこと、この物語の主人公です。
「大左衛門を東京に招き、広い世界を勉強させる」それが大垣が、陣左衛門と交わした約束であったのです。
だが、とうの大左衛門は、東京行きの誘いを断り家を飛び出してしまいます。
その夜、隣の家にすむ花子に、大左衛門は胸中を打ち明けます。
この村が好きなこと。
一緒に暮らす動物たちが好きなこと。
そして花子のことが好きなこと。
いいムードになりかけたところに、突然大垣があらわれます。
大柿は言いいます。
「一つ勝負をしてみるか。君のお父さんに代わって、柔道というものを 教えてやろう」
大左衛門は、
「自分は、この村で一番強い。誰にも負けるはずはない。」
そう思っていました。
大左衛門は勢いよく飛び掛かりますが、何度挑んでも大垣に軽く投げ 飛ばされてしまいます。
立てなくなるほどに打ちひしがれた大左衛門に、大柿は語りかけます。
「自分が一番強いなんて思っている奴は、井の中の蛙だ。
世の中は広い。
広いところへ出て見回してみるがいい。
私に負けたことが悔しかったら、東京へ来るがいい。」
自分の未熟さに気づいた大左衛門は、ようやく東京行きを決意します。
そして、東京で待っていたのは、大柿矢五郎の娘、花子や、キャット空中三回転の使い手である猫のニャンコ先生です。
仲間たちに囲まれて、にぎやかな日々を送りながら、大左衛門は、日本一の柔道家を 目指します。
余談ですが、「ニャンコ先生」の声を担当していたのが故・愛川欽也さんです。
愛川さんは芸能活動の最初の頃は、声優をメインに活動していましたが徐々に活動分野を広げ、「11PM」、「なるほど!ザ・ワールド」の長寿番組の司会として活動しました。
OP、ED主題歌を歌うのは、演歌歌手の天童よしみ(旧:吉田よしみ)様です。
いつまでも風化しないアニメ「いなかっぺ大将」
この作品、私はオンタイムで幼少期に見ていました。
幼い頃に見ていた作品ですが、よく覚えています。
あの天童よしみ様の人並外れた歌唱力の主題歌と、とても単純明快な人情ドタバタギャグアニメのストーリーとなっていたためでしょうか。
放送から何十年も経っているのに、私の心の中ではなかなか風化しない、極めて貴重なアニメの一つとなっています。
なんといっても、一人一人のキャラクターの設定が、素晴らしいです。
大ちゃんと言えば、あの赤ふんとアメリカンクラッカーのような涙に、「○○だす」というあのいなかっぺ丸出しの方言を思い出します。
ニャンコ先生と言えば、あのキャット空中三回転、そして声はあの愛川欽也さんが担当していました。
あの少しイヤミな西ハジメ君だって、あの顔にあの声はベストマッチングなのです。
何十年経った今もこれほど鮮明に覚えられている作品なんて、滅多にないと思います。
以前アニメのレビューで、いなかっぺ大将について、「ストーリー性が感じられない」と書かれているのを見かけたこともあります。
しかし、老若男女誰もが笑って見られるような、こうした単純明快な作品こそが素晴らしい作品なんじゃないのかなと改めて思います。
ただ一つ、キクちゃんとハナちゃんの見分けが付かない点、そこだけが私的には残念でしたね。(笑)
OP「大ちゃん数え唄」を、演奏してみた
「一つひとより力持ち、二つふるさと後にして~」
作詞:石本美由起/作曲:市川昭介/歌:吉田よしみ(=天童よしみ)
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